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情報システムのデザインコンペ

  • modified: 2017/03/11 08:53:21

情報処理学会第79回全国大会イベント企画
情報システムのデザインコンペ参加のお誘い

情報システムと社会環境研究会は,情報システムのデザイン論に注目しています。2015年11月に本研究会が開催した情報システムのデザイン論シンポジウムでは,先行する3つの領域(製品設計,建築設計,社会資本の設計)におけるデザインの現状を見た上で,情報システムのデザインのあるべき姿について討論しました。その過程で,デザインコンペの教育的作用を知りました。デザインコンペとは,発注者が条件を提示して応募してきた複数のデザインを競わせる活動です。応募者は自分の案に対する発注者の評価や,他者の案とのふれあいを通して相互作用的に創造を導くこと,すべての案を俯瞰して客観的に見る目を養うことができます。

私たちは,これを情報システムの領域で実験的にやってみることとしました。本学会では,すでにソフトウェア工学の共通問題(酒在庫など7)8)9))が提示され,それをさまざまな手法で解いてその結果を比較する試みが行われてきました。情報システム学においても,それにふさわしい新たな共通問題を提示して,情報システムのデザインを競うことは,デザイナ自身の深い学びだけでなく,情報システムのデザイン論の構築にとって意義のあることだと考えます。ただし,現在,デザインを評価する基準はありません。むしろ,それを実践的に検討することが本企画の狙いでもあります。

上記の趣旨に基づき,情報システムのデザインコンペを下記の要領で開催いたします。ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。

開催概要

日時:2017年3月18日(土)13:00〜15:00
会場:情報処理学会第79回全国大会(名古屋大学東山キャンパス) 第4イベント会場(坂田平田ホール セミナー室)
プログラム:

  • 主催者挨拶 児玉公信(情報システムと社会環境研究会主査)
  • 基調講演「建築デザインにおけるデザインコンペの実際(仮題)」
    松岡拓公雄(亜細亜大学都市創造学部学部長)
  • デザインプレゼンテーション ワールドカフェ方式
    講評 基調講演者,情報システムと社会環境研究会メンバ

参加費:無料(公開講座とします)
協賛:

  • 一般社団法人 情報システム学会
  • 一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会
  • 一般社団法人 情報サービス産業協会
  • 公益社団法人 日本技術士会(情報工学部門)
  • 特定非営利活動法人 ITコーディネータ協会
  • 一般社団法人 地域デザイン学会
  • 経営工学関連学会協議会

共通問題の提示

共通問題は,仮想の発注者による「業務構想書(Concept of Operation)」の形式で,次のURLに提示されます。この文書はクリエイティブコモンズのBY条件の下で,再配布されてもかまいません。授業や社内コースでお使いになってもかまいません。

※2016年10月24日に問題文を改訂しました。これまでにいただいた質問などから,本文書が実装のRFPであるとの誤解,対象システムが従来の施工管理の一部との誤解がありましたので,説明を補いました。業務構想そのものは変更ありません。詳細は,変更差分を付けてありますのでご確認ください。

提出していただく文書

ISO/IEC/IEEE 15288:2015の「利害関係者要求仕様(Stakeholder Requirements Specification)」,「システム要求仕様(System Requirements Specification)」,「アーキテクチャ記述(Architecture Description)」,「ソフトウェア要求仕様(Software Requirements Specification)」1)- 6)に相当する内容を提出していただきます。ただし,これらを,主要な内容を最小限にカバーするように,今回大幅に縮めた形式を用意しました。よろしければ,これをご利用ください。

これ以外に,デザインの理解を助ける図,文書,モックアップなどを提出されることも歓迎します。

参加方法

参加の仕方には,A. デザイナとして参加する,B. 見学者として参加する の2とおりがあります。どちらも,どなたでも参加できます。Aはチームでの参加も可能です。

A. デザイナとして参加する方

A.1応募のエントリ
2016年11月11日(金)4日(延長しました)までに,共通問題に対するデザインを提出する意思があることを,以下宛のメールにてお伝えください。会場のスペースの関係で,発表をお願いするチーム数に限りがあるためと,状況の変化などの通知をさせていただくためです。
mailto: design-compe@ipsj-is.jp (@を@に置き換えて下さい)

A.2要求に対する問合せ
応募のエントリをされますと,共通問題に関する質問ができます。なお,問題領域の専門家に相談することを妨げません。

A.3 デザインの提出
2017年2月28日までに,上記の提出物を以下の宛て先のメールかそれに代わる媒体でご提出ください。なお,作品の著作権は作者が留保するものとします。
mailto: design-compe@ipsj-is.jp (@を@に置き換えて下さい)

A.4 作品の公示
2017年3月上旬に,作者の氏名またはチーム名と作品の概要のみ,本研究会のWebページに掲示します。これは,デザイナ参加者のCPDのためのエビデンスとしていただけます。

A.5 当日の行動
基調講演後,ワールドカフェ方式で作品の発表と意見交換をしていただく予定です。これは,発表チームごとに小さなブースを設けて,参加者はそこで一定時間議論した後,別のブースに移ってまた議論を繰り返します。詳細は,http://world-cafe.net/about/ などをご参照ください。
当日は,12時30分から13時の間に展示の準備を終えてください。PCでの発表も可能ですが,電源ケーブル等はご自分でご用意ください。

B. 見学者として参加する方

B.1 当日の行動
見学を希望される方は,直接会場までにおいでください(公開講座なので,受付は必要ありません)。ワールドカフェ方式で,リラックスした状況で作品の発表と意見交換をしていただきます。出入りは自由です。共通問題をあらかじめ読んでおいてください。

B.2 アンケート
見学者にはアンケートにお答えいただきます。デザインの良さ,検討を要する点,評価した点などをお聞かせください。

B.3 受講証明書の発行
見学参加者には各種CPDのための受講証明書を発行します。

審査

コンペと表示してありますが,審査を行ったり,順位をつけたりするものではありません。

デザインコンペの実施報告

主催者は,提出されたデザインの内容,アンケートの結果などは,後日,本研究会の研究発表会で報告させていただきます。
ご自分の作品に関して,本研究会の研究発表会に研究経過を発表していただくこと,情報処理学会の会誌に投稿することなども歓迎します。

参考文献

1) JIS X0170:2013システムライフサイクルプロセス
2) ISO/IEC/IEEE 15288:2015 System life cycle processes
3) INCOSE, “Systems Engineering Handbook 4th Ed.,” Wiley, 2015
4) The Guide to the Systems Engineering Body of Knowledge, SEBoK, 2016, http://sebokwiki.org/wiki/Guide_to_the_Systems_Engineering_Body_of_Knowledge_(SEBoK)
5) ISO/IEC/IEEE 29148:2011 Life cycle processes – Requirements engineering
6) ISO/IEC/IEEE 42010:2011 Architecture description
7) 山崎利治,「共通問題によるプログラム設計技法解説」,情報処理,vol.25(9), 934, 1984
8) 二村良彦,雨宮真人,山崎利治,淵一博,「新しいプログラミング・パラダイムによる共通問題の設計」,情報処理,vol.26(5), 458-459, 1985
9) 岸 知二,野田夏子,「ソフトウェア工学の共通問題:0. 編集にあたって」,情報処理,vol.54(9), 876 – 877, 2013
10) 情報システムと社会環境研究会,「情報システムの有効性評価 量的評価のガイドライン 解説編」,2012, http://ipsj-is.jp/w/wp-content/uploads/2013/03/40840f0863a6eee5948ae7db61d2d6ee.pdf
11) 情報システムと社会環境研究会,「情報システムの有効性評価 質的評価のガイドライン」,2013, http://ipsj-is.jp/w/wp-content/uploads/2013/09/3b6e39289557eb78cd49af7bab71f12a.pdf

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