システム・デザインの社会的文脈

〜 エスノメソドロジーと情報システム 〜

 システム(もしくはあらゆる種類の道具)は、人々のいる環境において用いられており、いかなる環境も社会的な特徴を持っています。人々がそうした環境において用いるシステムをデザインするには、HCIの関心の対象である認知的な問題だけでなく、社会的領域も考慮に入れることが必要です。こうした見地から、欧米ではCSCWを中心として、情報システムのデザインにおいて考慮すべき環境の社会的特徴を理解する方法として、社会学における一つのアプローチであるエスノメソドロジーを取り込んだ研究開発が進んでいます。そこで、その先駆的研究者であるWes W. Sharrock教授(マンチェスター大学社会学部)をお招きし、エスノメソドロジーのアプローチの概略と、これをいかにして情報システムに生かすことができるのか、どのような研究協力関係が望ましいのかなどについて具体的にお話していただく予定です。

 本講演会は、情報システムのデザインへのエスノメソドロジーの適用方法やその現状、さらには今後の展開を探る上で絶好の機会です。Sharrock教授との意見交換の場としてフリーディスカッションの時間や懇親会も予定しています。皆様、どうぞ奮ってご参加下さい。日本語に同時通訳する予定です。

     日程   平成12年9月6日(水) 13:00〜18:00

     会場   東洋大学 白山キャンパス スカイホール(東京都文京区)

     参加費  IS研究会登録会員および情報処理学会員 無料       一般 1,000円


      一般学生 500円
      懇親会参加費 2,000円(参加者一律)     申込締切 定員(100名)になり次第

     申込方法 お名前、ご所属、ご連絡先、懇親会参加有無等を記載し、e-mailまたはFAXにてお申込下さい。

     申込先  E-mail: uchiki@isj.adm.kyy. saitama-u.ac.jp FAX: 048-858-3638

*余裕がある場合は当日受付もいたしますが、確実に席を確保されるために参加申込されることをお勧めいたします。申込状況などはhttp://www.wat.soft.iwate-pu.ac.jp/ipsj-is/をご参照願います。

照会先:内木哲也(埼玉大学教養学部) e-mail:uchiki@post.saitama-u.ac.jp Tel/Fax 048-858-3638

()情報処理学会情報システムと社会環境研究会 エスノメソドロジー・会話分析研究会共催