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行事No. S-IS97
「利用者指向の情報システムシンポジウム」参加者募集
―情報システム学の可能性と展望―
情報システムは人間が持つ社会的な情報活動全般を包括しているといえます.そのため
,情報システムを取り巻く諸問題に取り組むには,既成の企業組織や情報技術の側面から
のみ情報システムをとらえるのでは十分ではありません.つまり,人間の情報活動の本質
を中心に据えた情報文化としてのシステム設計と,技術的な開発面ばかりでなく人間と技
術双方のシステムの複雑な相互作用としてのシステム開発や管理などの視点が重要である
といえます.
本シンポジウムでは,このような人間の文化的側面を持った情報システムが直面する課
題を人間と技術の双方の側面から総合的にとらえて議論し,問題解決のための対応策や具
体例ばかりでなく,今後の研究の枠組みや議論の基礎となる共通知識の形成を目指した情
報システム学ともいえる研究領域の可能性についても展望する予定です.また,発表者と
の個別討論や参加者同士の親睦の場として,懇親会も予定しておりますので,奮ってご参
加ください.
日 時 平成10年1月23日(金) 9:30〜17:30
会 場 東洋大学 白山キャンパス 2号館 16F スカイホール(東京都文京区)
*参加申込みの方には詳細を後日送付.
主 催 情報処理学会 情報システム研究会
協 賛 (社)日本情報システム・ユーザ協会
参 加 費 会員(含協賛協会):6,000円 研究会登録会員:4,500円 学生:1,500円 非会員:10,000円
(いずれも論文集代を含む)
論文集のみ 5,000円(送料込)
懇親会費 2,000円(当日申し込みの場合は2,500円)
申込方法 本号会告欄の行事申込書によりFax,e-mailまたは,WWWでお申込みください.
申込締切 平成9年12月26日(金)
申込/照会先 (社)情報処理学会 シンポジウム係 〒108 東京都港区芝浦3-16-20 芝浦前川ビル7F
e-mail:sig@ipsj.or.jp Tel (03)5484-3535 Fax(03)5484-3534
URL−http://www.ipsj.or.jp/sympo/mgyoji.html
プ ロ グ ラ ム
○[9:30〜9:40]開会の辞 黒川恒雄(國學院大)
●[9:40〜11:40]セッションT
1-1 システム思考と組織構造 手島歩三
1-2 ARBOC設計技法によるCISの実現 酒谷信佳(NTTデータ)
1-3 人文系大学における情報システム開発技法と管理体制 佐野 洋(東京外国語大)
1-4 事例研究を中心にした情報システム教育について 河村一樹(県立宮城大)
●[12:40〜13:30]基調講演
・情報システム学カリキュラム案「IS97」について 神沼靖子(前橋工科大)
●[13:30〜14:30]セッションU
2-1 インターネット・プロバイダからの提供情報 水野勝成(東大)
2-2 柔構造アーキテクチャを用いたサイバー情報システム 山本修一郎(NTT)
●[14:40〜16:10]セッションV
3-1 情報システムはイノベーションを生むか?:文化論的考察 宗澤拓郎(新潟国
際情報大)
3-2 情報システムに関する研究テーマの基本動向 内木哲也(東洋大)
3-3 情報通信システムの有する意味の分析 刀川 眞(NTTデータ)
●[16:20〜17:20]パネル討論
・「利用者指向の情報システム」に向けての情報システム学への期待 司会:中嶋聞多(
信州大)
奥田和男(日本情報システム・ユーザー協会),阿部昭博(松下電器産業)
辻 秀一(電子商取引実証推進協議会),内木哲也(東洋大)
○[17:20〜17:30]閉会の辞 魚住 董
○[17:30〜19:30]懇親会