癒しの情報システム
イヤシノジョウホウシステム
Information systems on cure
概要
人の心を癒すロボットへと発展している情報システムのひとつの姿。
説明
人の作業を代行する産業用機械ロボットは,人や動物の手足や指の運動機能,視覚・聴覚・触覚といった感覚機能などの人口知能の研究が進むにつれて,人の姿をした知能ロボットへと発展し,複雑で柔軟な動きを表現できるようになった。また,記憶・推論・連想などの学習機能を備えたり,センサを使った環境の認識や自立移動が可能になるなど,ロボットの活動範囲はさらに広がった。二足歩行の技術やコミュニケーションの技術が適用され,人のパートナーとして心を癒す存在になりつつある。動物の姿をしたロボットはペットの代行である。人との馴染みという視点では,認知科学や心理学の研究と協調している。近年は,介護・福祉面での支援ロボットの研究が重視されている。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 五十井薫 (編集委員会編)