ロングテール
ロングテール
Long tail
概要
インターネットにおける販売でよくみられると言われている売り上げパターンであり,その販売状況をグラフに表したときに,最初の販売ピーク後に長く尾を引く(継続的に少しずつ売れる)形を描くことからついた名称。
説明
短期的には小規模な売り上げの商品であっても,長期にわたって売れ続ける場合に累計の売り上げ規模が,短期間ヒット商品よりも大きくなる場合があり,ロングテールはそのパターンである。アメリカWIRED誌の編集長だったChris Anderson (クリス・アンダーソン)が2004年10月に発表した「the Long Tail」という記事の中で提唱した法則。Web上の店舗によるビジネスでは多品種少量販売の品物であっても,実在庫を常に自社の倉庫に置く必要がないため扱いやすく(注文があったら製造元から直送することも可能),ロングテールが起きやすい環境であったため,20:80の法則を覆す,販売パターンが実現したと考えられる。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 鎌田真由美 (編集委員会編)