データ構造・プロセスの定型・非定型
データコウゾウ・プロセスノテイケイ・ヒテイケイ
Regular or irregular data on structure and data processing
概要
情報処理の定型と非定型の概念をデータ構造と処理手続きに適用して,情報処理技術的に意味を持つように定義しなおしたもの。
説明
データ構造と処理手続きを要素とするとき,個々の処理と独立に定義できる場合を定型,できない場合を非定型と呼んでいる。この定義を情報システムに当てはめて表のように分類している。PLAN-DO-SEE活動でいう,DO活動支援のタイプⅠは定型処理であり,処理内容は個々の処理とは独立に定義できる。SEE活動支援のタイプⅡで扱うデータはDO活動の結果であり,データ構造は定まっているが処理手続きは分析者の問題意識に従って変化する。PLAN活動支援のタイプⅢでは,企画者は自己の問題意識に従いデータや情報を収集・解釈するため,データ構造と処理手続きは個々の処理と独立には定義できない。タイプ(Ⅳ)はデータ構造を定義しなければ処理手続きは定義できないため存在しない。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 神沼靖子 (編集委員会編)