ハーシュハイムの4つのパラダイム
ハーシュハイムノヨッツノパラダイム
Four paradigms of Information Systems development by Hirschheim
概要
ハーシュハイム等が発表した情報システム開発の4つのパラダイム。
説明
Rundy Hirschheimらは,情報システム開発を哲学的・社会学的な観点から分析して1995年に4つのパラダイムを発表した。この分析では,BurrellとMorganが提唱した社会学におけるパラダイム分析の方法を利用している。その際,基本的に対立した二組の超理論的な前提として,対象(客観主義または主観主義)と社会の本質(秩序的または対立的)とを対比した。彼らが定義した4つのパラダイムとは,機能主義(客観主義・秩序的という見方),社会的相対主義(主観主義・秩序的という見方),革新的構造主義(客観主義・対立的という見方),新人道主義(主観主義・対立的という見方)である。
参考文献
- 浦昭二・細野公男・神沼靖子・宮川裕之:情報システム学へのいざない,培風館 (1998).
- Hirschheim, R. et al: Information Systems Development and Data Modeling: Conceptual and Philosophical Foundations, Cambridge University Press, Cambridge (1995).
- Burrell, G. and Morgan, G.: Sociological Paradigms and Organizational Analysis, London, Heimemann (1979).
最終更新日
- 2019.12.01.
- 神沼靖子 (編集委員会編)