情報システムの法
ジョウホウシステムノホウ
Lows for information systems
概要
情報システムの開発と活用で留意すべき社会制度と関係する法律。
説明
情報技術の発展や社会環境の変化が社会制度に大きな影響を与えている。社会制度を規定する形式が法律であり,その法律は社会生活を管理するための情報システムでもある。情報システムに密接に関わる法律には,情報技術に関係するものと,一般的な社会制度を規定する法律に含まれるものとがある。前者の例として,高度情報通信ネットワーク社会形成基本法(通称,IT基本法),不正アクセス禁止法,犯罪捜査のための通信傍受に関する法律,ストーカー規制法など,新しく生まれたものがある。後者の例として,刑法第264条(電子計算機使用詐欺罪に関すること),刑法第259条(電磁的記録毀棄罪),刑法第161条(電磁的記録不正作出罪)など刑法に含まれるものがあり,特許法(発明の保護),実用新案法(考案の保護),意匠法(デザイン・意匠の保護),著作権法(プログラムやデータベースなど著作物の保護,複製の規制)など,知的財産の保護に関係するものもある。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 神沼靖子 (編集委員会編)