ISディジタル辞典-重要用語の基礎知識-第二版

情報システム開発アプローチ

ジョウホウシステムカイハツアプローチ

Approach to information systems development

概要

情報システムの設計方針を定めるための考え方。

説明

情報システム開発では,対象システムによって適用するアプローチと設計手法を決める。アプローチには,設計から実装までを対象とするものと,情報システム開発の上流工程(分析から設計)を対象とするものがある。主なアプローチとして,次の考え方がある。

  • プログラム指向アプローチ(Program Oriented Approach:プログラムが中心にありプログラム間をデータが動くという考え方)
  • データ指向アプローチ(Data Oriented Approach:データベースを構築してプログラムでそれを維持・管理するというデータ中心の考え方)
  • オブジェクト指向アプローチ(Object Oriented Approach:データベースとプログラムを一体化したオブジェクト中心の考え方)
  • サービス指向アーキテクチャ(Service Oriented Architecture:オブジェクトをまとめたサービス部品を組み合わせてシステムを構築する考え方)

アプリケーション開発では,これらのアプローチと連携した開発モデルや開発方法論・方法・技法などが利用される。