情報システム学の体系
ジョウホウシステムガクノタイケイ
System as information systems science
概要
情報システム学のコアとしての体系。
説明
情報システム学はコアの体系と参照学問領域からなる。コアは「情報システムの概念」,「情報システムの企画」,「情報システムの開発」,「情報システムの運営」,「情報システムの社会的環境」で構成される。概念では人間と組織の活動を情報の創造から活用に至る過程としてとらえて情報システムの特徴・デザイン・技術の諸概念を扱う。企画では組織体の経営目的を達成するための情報システムの企画とその方策・環境との調和について扱う。開発では情報システム開発に関する諸活動のための組織・方法・技術を扱う。運営では情報資源の有効利用の観点から情報システムの運用・評価の方法とその組織を扱う。社会的環境では情報システムとそれを取り巻く人間・組織・社会との関連をさまざまな視点から扱う。図の矢印はカテゴリが周流運行して機能していることを意味し,直線は関係を意味し,この外側に参照学問領域が配置される。
参考文献
- 浦昭二,細野公男,神沼靖子,宮川裕之:情報システム学へのいざない,培風館 (1998).
最終更新日
- 2019.12.01.
- 神沼靖子 (編集委員会編)