情報資源管理
ジョウホウシゲンカンリ
Information resource management
概要
企業にとって重要な情報資源を,経営資源としての人・物・金と同様に管理・運用すること。
説明
広義には人材配置や経営データ分析などを含み,コンピュータ化されないデータや情報も共有資源とみなして管理の対象とする。狭義には社内に蓄積すべきデータのあるべき姿を規定するデータ資源管理(コンピュータ化されたデータのみを管理)を指す。情報資源管理の目的として“業務データの明確化と一元化”,“システム資源の一元管理”,“システムの保守性,システム開発の効率,システムの信頼性,システムの拡張性などの向上”,“情報の適正利用の促進”,“人材の有効活用”などを挙げることができる。情報資源は人間の情報行動によって生み出され,その利用の仕方いかんで人間の行動に影響を与えるため,情報資源の収集や活用では情報行動を理解することが不可欠であり,この考え方は情報資源計画や情報資源管理のベースになっている。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 神沼靖子 (編集委員会編)