情報システムの変遷
ジョウホウシステムノヘンセン
History of information systems
概要
環境の変化や情報技術の進展によって変わった情報システムの利用目的。
説明
給与計算などの合理化に始まった利用目的は,1950年代後半にオンライン処理による生産管理へと拡大した。1965年には大規模オンラインリアルタイム処理による東海道新幹線などの座席予約システムが稼動し,銀行はオンラインシステムによる個人サービスを始めた。1970年代には経営情報システムから意思決定支援システムへと発展し,1980年代後半には戦略情報システムへと変化した。1990年代にはネットワークを介したクライアントサーバシステムが主流となり,さらにインターネットの普及に伴って,電子政府などの行政情報システムも進展した。情報システムは合理化-問題解決支援-知的創造へと進み,利用者は企業-社会-個人へと変化している。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 黒田幸明 (編集委員会編)