ザックマンフレームワーク
ザックマンフレームワーク
Zachman framework
概要
ザックマン(John A. Zachman)が提唱した包括的な情報システムのアーキテクチャに関する議論。
説明
単一のシステムを対象とするのではなく,包括的なシステムを対象とするアーキテクチャの代表的なもの。6つの局面(aspect)と6つの観点(perspective)とからなるマトリクスにより記述する。Zachman (1987)は,企業情報システムをライフサイクルに沿って6つの視点とデータ記述,プロセス記述,ネットワーク記述の3局面の切り口からなる6行3列のマトリクスで表現した。Sowa & Zachman (1992)で発表したフレームワークは,6行6列に拡張された。これが,エンタープライズアーキテクチャのベースとなったと言われる。
参考文献
- Zachman, J. A.: A Framework for information systems architecture, IBM SYSTEMS JOURNAL, Vol.26, No.3 (1987).
- Sowa, J. F. and Zachman, J. A.: Extending and formalizing the framework for information systems architecture, IBM SYSTEMS JOURNAL, Vol.31, No.3 (1992).
最終更新日
- 2019.12.01.
- 児玉公信 (編集委員会編)