リッチピクチャ
リッチピクチャ
Rich picture
概要
SSMで取り上げた問題の状況に関わる人々が,各自の感じている(各自に見えている)状況を表現した絵。
説明
問題状況の全体を把握するために,このリッチピクチャに表現された各自の問題状況についての感じ方を互いに発表し,議論を通してそれぞれの感じ方を理解し合いながら共有を図る。この討議は重要である。そしてSSMのプロセスの入り口となるセブン・ステージモデルの第2ステージ(表現された問題状況)でリッチピクチャを用いるのが一般的であるが,人々の間で問題状況の感じ方についての議論が必要となった場合は,いずれのステージで用いても良い。またリッチピクチャによって,人々がその絵を描いた時点で問題状況について感じていたことを,後から振り返ることができるため,SSMの学問的基準である回復可能性を担保する上でもリッチピクチャは重要である。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 鈴木聡 (編集委員会編)