ワークデザイン
ワークデザイン
Work design
概要
米国のGerald Nadler博士が1959年に発表した仕事の仕方を設計する手法。
説明
次のような手順で仕事の仕方を設計していく。まず,「目的展開(あるいは機能展開ともいう)」という思考作業を行う。この思考作業によって,なすべき仕事の本質的な目的を明確化する。つぎに,その目的を果たしうる仕事の仕組み(システム)を考え出す。そして,考え出した仕組みをコンピュータシステムで行えるようにすれば,“ワークデザインによるシステム設計”が完了する。ワークデザインは,要件定義などにも使用されてきた。一方,新製品開発や新ビジネスモデルの設計法としても活用されるようになってきた。さらにNadlerらは,ワークデザインを単に設計手法にとどまらず,新しい思考のパラダイムとして位置づけ,「ブレイクスルー思考」という名称に改編して,この思考法の普及活動を行っている。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 黒須誠治 (編集委員会編)