医療情報サービスシステム
イリョウジョウホウサービスシステム
Medical information service system
概要
医療関係者や一般市民(患者)に対して医療情報を提供するシステム。
説明
情報提供を受ける人が医療関係者である場合,患者の個人情報,患者の治療経過に関わる情報,治療を行うために必要な医学や薬学の学術情報,保険制度や診療報酬・関連法律に関わる情報などが提供される情報である。今後は,患者に対して行った治療(投薬,処置)と治癒の情報を蓄積して相関を明らかにし,統計的により効果のある手段を採用する方法EBM(Evidence Based Medicine)が注目されている。一方,情報の受け手が一般市民(患者)である場合,医療機関の情報(場所,診療科目,規模,緊急対応など),病気に関する情報(症状と推測される病名,対策など),医療用薬品に関する情報などが提供される情報である。今後は,患者が対話型形式で症状を入力してコンピュータから適切な応答が得られる自動問診など医師側の負担を減らすサービスの開発が期待されている。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 佐々木淳 (編集委員会編)