実運用
ジツウンヨウ
Production run
概要
開発された情報システムが,実際の稼働環境でサービスを提供している状態。
説明
試験運用が完了すると,開発された情報システムは,実運用に移行される。大規模でない,あるいは重要性の高くない情報システムの場合には,ある時点で旧システムから新システムへ一気に切り替える(一斉移行)。重要性の高いあるいは大規模な情報システムの場合には,情報システムの機能を分割し分割された機能ごとに,あるいは事業所・部門などの利用側の単位ごとに新システムに段階的に切り替えていく(逐次移行)。情報システムが運用に移行すると,期待された効果が発揮されているか評価され,また予定された機能が十分な水準で発揮しているか,あるいは大きな不具合が発生していないかを確認するために,稼働状況が測定される。十分な効果が得られていない,または機能が十分でないあるいは不具合が発生したりすると,情報システムは改修あるいは廃棄される。情報システムのライフサイクル,新システムへの切り替えを参照のこと。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 杉野隆 (編集委員会編)