情報システム基盤整備計画
ジョウホウシステムキバンセイビケイカク
Preparation plan of information systems infrastructure
概要
アプリケーションから独立した存在としての情報システム基盤のあるべき姿を想定し,その状態に到達するパスとしての移行計画を定めた文書。
説明
情報システム基盤は,情報システムのアプリケーション機能に対して,実装の受け皿になる情報システムインフラを意味する。情報システム基盤が層別化されかつ分散化できるようになったことにより,必ずしもアプリケーションと1対1である必要がなくなった。その上仮想化技術などの活用により物理的集約化も可能になったことにより,独立した情報システム基盤としての整備計画の必要性が出てきた。たとえば,DBサーバはアプリケーションごとに持たず,機能の異なるサーバを同一の物理サーバに集約できるような点である。しかし一方で,運用ごとの統合や,サービスレベルに合わせた統合が必要になる。計画策定にあたっては,将来の負荷の変動をもとにして可用性や拡張性,性能,安全性などの非機能要求を捉え,運用などを含めたサービスレベルを明確にすることが必要である。その上で投資効果を考えて,適用技術を選択し,移行方法を検討しなければならない。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 児玉公信 (編集委員会編)