機密保護
キミツホゴ
Protection of confidential information
概要
他に知られたくない特に重要な情報を改ざんや漏えいから守ること。
説明
機密を保護するためには情報管理が重要になってくる。どの情報が機密情報であるかをまず明らかにしなければならない。このためには判断基準が必要となる。判断基準のもととなるのはその情報の価値である。組織を例にとれば,情報の価値を最も正しく評価できるのはその情報を必要とする仕事に責任を持っている人である。基準はこうした人々の意見を聞いて制定する。機密を保護するためにはこのようにして定めた基準に基づいてまず組織内に存在する情報の機密区分を設定することである。たとえば,「厳秘」,「秘」,「社内情報」および「公開」といった具合である。この過程で厳秘および秘の情報を機密情報として扱うなどとするルールを定める。このようにして保護のための費用や工数の適正化を図りながら効率的かつ重点的に保護していくのが機密保護の望まれる姿である。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 淺井達雄 (編集委員会編)