自治体救急医療情報ネットワークシステム
ジチタイキュウキュウイリョウジョウホウネットワークシステム
Medical emergency information network of local government
概要
自治体が運営する,救急時の医療業務を支援するネットワークシステム。
説明
ほとんどの自治体では救急時の医療に対応できる専門の医療機関や,夜間や休日に対応できる当番制の救急病院を設置している。ある住民が夜間や休日に,発症または事故に遭遇した場合,近隣の当番制の病院を把握する必要がある。一般には,救急搬送機関(消防機関,救急車,警察等)に対して発生場所,症状,状態を連絡し,その情報に基づいて最適な医療機関が選択されることが必要である。そのためには,日常からの関連機関の連携と円滑な情報流通,確実な情報の更新・管理が重要である。そこで,自治体ごとに必要な医療情報をデータベース化し,これらにインターネットを介してアクセスして即座に情報が取得できるサーバ環境を用意する必要がある。さらには,より高速で綿密な情報流通を実現するために,救急車の中からも画像を含む情報の送受信がスムーズに行える高度緊急医療情報ネットワークシステムが求められている。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 佐々木淳 (編集委員会編)