試験運用
シケンウンヨウ
Test run
概要
情報システムの開発において,実運用の開始前にシステムを実運用環境で試験的に稼働させて実施するテスト行為。
説明
開発された情報システムを開発側からユーザ(あるいは,発注者)側が受け入れた後,運用プロセスにおけるシステム運用(実運用)に入る前に,システム運用担当が実運用と同じ稼働環境で稼働させる。定められた運用手順のとおりに情報システムを稼働できるか,開発プロセスで設定していた機能要件と非機能要件を実現しているか,業務処理量や運用条件などの変動によって不具合が発生しないかを確認する。また,運用担当者が,システム運用の教育訓練を行うという目的も持っている。試験運用が完了すると,開発された情報システムは,実運用に移行される。試験運用で問題が発生しなければ,開発された情報システムは実運用に移行する。共通フレーム2007では,運用プロセスの運用テスト・アクティビティと呼んでいる。実機テスト,情報システムのライフサイクルを参照のこと。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 杉野隆 (編集委員会編)