障害者支援システム
ショウガイシャシエンシステム
Support system for disabled persons
概要
障害者のアクセシビリティやリハビリテーションを支援するシステム。
説明
ユニバーサルデザインの考え方とあいまって,社会の高齢化や多様化に対応するための役割も担っている。アクセシビリティ支援においては,情報技術による代行や補助によって情報取得を保障し,ひいては社会参加の促進を目指す。たとえば,Webシステムは,コンテンツガイドラインJIS X8341-3への準拠,音声リーダなど個別入出力機能の追加等によって,さまざまな利用制約に対応した情報環境を構築できる。また,ユビキタス情報基盤を用いた市街地の自律移動支援システムは,全国で社会実験が進められているものの,社会インフラや制度の再設計を伴うため,本格的な実現には至っていない。他方,リハビリテーション支援においては,コンピュータ制御の義肢,車椅子,訓練機器等,身体的機能の能力低下を改善・補完する福祉機器の開発に主眼が置かれている。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 阿部昭博 (編集委員会編)