魚骨図
ギョコツズ
Fishbone diagram
概要
ある特性(品質などの課題として取り上げる対象)に影響を与えると思われる要因を魚の骨のような形式で体系的に整理した図。
説明
石川馨東大名誉教授が考案した図法である1)。QC七つ道具2)の一つであり,特性要因図とも呼ばれる。初めに分類的な要因を記入し,段々と具体的な要因を記入する。利用目的によって,大きく「原因究明型」(発生した特性から原因を探るために特性と要因の因果関係を明らかにし,主要因を特定する)と「対策立案型」(未発生の特性を予防的に管理するために要因を網羅的に列挙し対策を講ずる)に分けられる。因果図,特性要因図,石川図と同義。
参考文献
- 石川馨:品質管理入門-5(管理図-2),品質管理,Vol.3, No.5 (1952).
- 細谷克也:QC七つ道具,日科技連 (1982).
最終更新日
- 2019.12.01.
- 市川照久 (編集委員会編)