ISディジタル辞典-重要用語の基礎知識-第二版

SSADM

エスエスエーディーエム

Structured Systems Analysis and Design Methodology

概要

構造化システム分析・設計の方法論。

説明

システム工学にまつわる問題を解決するために,よく知られている多様な技法をまとめあげた包括的な方法論である。機能とデータのどちらも重要とみなしており,開発サイクルにおける分析(現行システムの分析,要求の明確化)・論理設計(論理データ設計,論理プロセス設計)・物理設計の3つのステージの目的を達成するために,多様な技法を利用している。現行システムの分析では,現行システムの論理モデルを構築し,現行システムにおける問題点と新システムに対する要求の文書化を行う。要求の明確化では,要求されたシステムのビジネスモデルを構築し,詳細文書(要求仕様書)を作成する。論理設計では,詳細な論理データ設計と詳細な論理プロセス設計を完成する。物理設計では,論理データ設計をもとにしたファイルやデータベース仕様への変換と,論理プロセス設計をもとにしたプログラム使用への変換を行ってシステム設計仕様書を作成する。