論文情報システム
ロンブンジョウホウシステム
Abstracting and Indexing service
概要
クエリを設定することで論文を検索し閲覧することができる情報システム。
説明
利用者が,クエリを設定することで論文を検索し,閲覧することができる情報システム。見た目としては,検索エンジンと類似している。各論文に対してさまざまなメタ情報(キーワードや著者名,出版物名,DOI,出版年,著者所属,分野名,引用情報,要約などを含む)が付与されたものがデータベース化されている。これらの情報をクエリとして用いて検索ができる。検索結果には,クエリに該当する論文が,その基礎情報とともにリストとして表示される。出版物の出版日や被引用回数(その論文が後続の論文に何回引用されたか)などで並び替えたり,フィルタリングをすることができる。結果の分析や引用レポートを作成する機能を有しているものも存在する。実際のサービスとしては,Clarivate Analytics社(旧Thomson Reuters)のWeb of Science,Elsevier社のScopus,Google社のGoogle Scholarなどが有名である。これらに加え,近年Digital Science社のDimensionsが登場した。日本国内では,CiNiiやJ-STAGEなどが存在している。
参考文献
- Dhammi, I.K. and Rehan U.H.: What is indexing, Indian journal of orthopaedics, Vol.50, No.2, p.115 (2016).
- Thelwall, M.: Dimensions: A competitor to Scopus and the Web of Science?, Journal of Informetrics, Vol.12, No.2, pp.430-435 (2018).
最終更新日
- 2019.12.01.
- 高野泰朋 (編集委員会編)