学習管理システム
ガクシュウカンリシステム
Learning management system
概要
教育現場で利用される学習コンテンツの収集・蓄積・配布を行う情報システム。
説明
教育現場で利用される学習コンテンツの収集・蓄積・配布を行う情報システム。科目を管理単位とする機能を持つのが一般的で,CMS(Course Management System)とも呼ばれる。主たる機能は,教師が配布する教材(講義資料など)や学習者による学習成果物(レポートなど)の管理である。テストやアンケートの実施,成績処理など,教師の授業管理業務の支援機能も提供する。掲示板やSNS(Social Networking Service)機能によって,学習者間のインタラクションに基づく協調学習(CSCL:Computer Based Collaborative Learning)環境も提供する。 Web上のオンラインシステムであることが一般的で,空間的・時間的制約のある対面授業を補完するシステムとして利用されるとともに,遠隔教育・通信教育を行うe-Learningの基盤としても利用される。学習者の活動の記録ができることから,蓄積されたログを利用して学習過程を分析する研究(Learning Analytics)が進められている。
参考文献
- 矢野米雄,平嶋宗(編著):教育工学とシステム開発,日本教育工学会監修,ミネルヴァ書房 (2012).
関連項目
最終更新日
- 2019.12.01.
- 松澤芳昭 (編集委員会編)