SFAシステム
エスエフエーシステム
Sales Force Automation system
概要
企業収益に直結する営業部門に対して,抜本的な情報化により生産性向上を目指す仕掛け。
説明
SFAシステムは営業活動を個人ではなくチーム全体として管理し,企業収益に直結する営業部門の生産性向上のため,グループウェア機能との連携を始めとして,顧客とのコンタクト管理機能,商品の見積り支援機能,商談状況管理機能とからなる。コンタクト管理機能は顧客に関するさまざまな情報,顧客との関係(コンタクトの回数や頻度,取引量など)をデータベース化し,これらの情報を全社資産として情報共有を図る。この顧客データベースはCRMシステムと連携されることがある。見積り支援機能は商談でリアルタイムに商品データベースを閲覧し,見積りの誤りを防ぎつつ見積り作業の効率化を支援する。商談状況管理機能は顧客と担当者との商談の進捗状況を把握し,次に取るべき行動が明確になるように計画を確認し,受注の確度向上を図る。また,顧客ごとにコンタクトした履歴から新たな商談につなげることも可能とする。たとえば,営業活動全般を抜本的に見直す際に,それまでの商談の成功事例,失敗事例の要因を分析し,最も受注確度の高い標準的な行動パターンを見いだすことを可能とする。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 土田正士 (編集委員会編)