シェアライドシステム
シェアライドシステム
Ride sharing system
概要
シェアライドシステムは,ライドシェアリングとも言われ自家用車を登録したクラウド上のプラットフォームを介して顧客とつながってサービスを提供するシェアリングエコノミーの一種。
説明
ライドシェアリングには,自分もしくは同一グループで独占的に利用するサービスと,見ず知らずの人との相乗り型のサービスとがある。前者のうちとくに独占型で運転手にタクシーの資格なしのものが現在注目されているが,これは個人が車を所有したまま使用しない時間を運転手付きで貸し出すという意味のシェアリングである。またタクシー会社などがタクシーの資格を持って配車アプリを利用してサービスする場合もある。一方,後者の相乗り型には,未利用資本として空席の存在,目的地・出発地が類似し経路の多くが重複する,目的地到着や出発の時刻が類似する,どのような移動があるかが共有され,双方の時間等の調整が可能,といったマッチング条件を満たす必要がある。独占型と同様にタクシーの資格を有する場合と有しない場合,またライドシェアリングのプラットフォーム提供会社が料金設定から決済まで提供するサービスもあれば,システムは仲介までで費用の支払いには関与しないものもある。
参考文献
- 佐々木邦明: ライドシェアリングは都市と移動の再構成をもたらすのか ―シェアリングはクラウド・モビリティの夢を見る―, IATSS Review, Vol.42,No.1 (2017).
最終更新日
- 2019.12.01.
- 大口敬 (編集委員会編)