ビジネスインテリジェンス
ビジネスインテリジェンス
Business intelligence
概要
企業活動を通じて生成されるデータを分析し,その結果からビジネス上の経営判断に有効な知見を得る能力,そのための手法。
説明
ビジネスインテリジェンスという用語を,コンピュータの文脈で始めて使ったのは,IBM社のルーンの1958年の論文1)といわれている。論文の中で,ルーンはインテリジェンスという用語を使った理由として,Webster’s New Collegiate Dictionaryの定義「望ましい目標に向けた行動を導く方法として,提示された複数の事実の相互関係を理解する能力」を示している。すなわち,ビジネスインテリジェンスとは,企業活動を通じて生成され蓄積されたデータを分析してビジネス上の経営判断に有効な知見を導き出す能力,あるいはその手法である。ビジネスインテリジェンスの適用により,客観的データの分析結果に基いた説明可能で再現性のある経営判断を行うことが期待できる。
参考文献
- Luhn , H.P: A Business Intelligence System, IBM Journal, pp.314-319 (1958).
関連項目
最終更新日
- 2019.12.01.
- 吉野松樹 (編集委員会編)