アジャイルソフトウェア開発
アジャイルソフトウェアカイハツ
Agile software development
概要
ユーザと開発者の共同作業を通じて要求が進化発展するものととらえ,その変化に対して俊敏かつ適応的に対応することによりソフトウェアを開発するアプローチ。
説明
従来のソフトウェア開発は,固定的に定義されたソフトウェア要求を前提に,設計,実装,テストという工程(中間過程)を積み重ねてソフトウェア開発を行っていた。この場合,開発工程における開発者はユーザから隔離され,開発期間中にソフトウェア要求が変化するということはなかった。これに対し,アジャイルソフトウェア開発では,1週間から数週間という短い固定期間(スプリント)で一つまたは複数の機能(ユーザ・ストーリー)を作り込み,その成果物(動作するソフトウェア)をユーザと開発者が評価し,今後の計画を調整する。この短期間のスプリントを継続的に反復することにより,ソフトウェア要求の適応的かつ継続的な改善およびそれに対応したソフトウェアの開発を可能にしている。
参考文献
- アジャイルソフトウェア開発宣言, 入手先 <https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html>.
関連項目
最終更新日
- 2019.12.01.
- 居駒幹夫 (編集委員会編)