アーキテクチャビュー
アーキテクチャビュー
Architecture view
概要
ステークホルダの持つシステムに対する関心からシステムのアーキテクチャを表現した成果物
説明
アーキテクチャビューは,システムライフサイクルを通してステークホルダが持つシステムに対する関心からアーキテクチャを表現したものである。一つのシステムのアーキテクチャを表現するためには,一つ以上のアーキテクチャビューが含まれる。それぞれのアーキテクチャビューは,アーキテクチャビューポイントによって形式化された関心に沿って,システム全体を俯瞰することが求められる。基本的には複数のアーキテクチャモデルで構成される。ここで言うアーキテクチャモデルとは,データフロー図,クラス図,状態遷移図,ペトリネット,バランスシート,組織図といった一般的なモデリング手法で作成された実際のモデルのことである。このようなさまざまなアーキテクチャモデルは,さらに凝集したグループにできる,このグループをアーキテクチャビューという。このグループの凝集性は,アーキテクチャモデルが対応する関心の同一性と関連の強度で決定される。また,アーキテクチャビューには,プロジェクトや組織による付帯情報(課題,さまざまな決定事項,未決事項,それらに付帯する識別情報など)も含まれる。
参考文献
- ISO/IEC/IEEE 42010:2011 Systems and software engineering – Architecture description.
最終更新日
- 2019.12.01.
- 北村充晴 (編集委員会編)