ISディジタル辞典-重要用語の基礎知識-第二版

プロトタイピング

プロトタイピング

Prototyping

概要

ビジネス上の問題を解決する新しい概念,アイデアの実現可能性を示すこと。

説明

プロトタイピングは,一般に,要求の抽出,システム要求の妥当性確認,要求の明確化と精査,除外する要求の識別に用いられる。プロトタイピングの良い点は,ステークホルダに豊かな利用状況を提示し,想定を読み取りやすくして,有益なフィードバックが得られるようにすることである。これにより,ステークホルダの要求を向上させ,実際のニーズを満足させる確度を高める。プロトタイピングには,高速プロトタイピングと伝統的なプロトタイピングがある。高速プロトタイピングは,解決案の一部を作成またはシミュレーションして評価,改良し,それを繰り返し解決最終案に到達するものである。伝統的なプロトタイピングは,対象システムの性能やその他の重要な品質を検証しリスクや不確実性を低減するために使われるものである。それには,システムの一部を実現した部分プロトタイピングとシステムを完全に実現したフルプロトタイプがある。本来の意味でのプロトタイプは,最初の製品のことであり,他の製品はその最初の製品から複製されるものであった。

参考文献

  1. ISO/IEC/IEEE 29148:2011 Systems and software engineering – Life cycle processes – Requirements engineering.
  2. INCOSE: Systems Engineering Handbook: A Guide for System Life Cycle Processes and Activities, 4th ed., John Wiley and Sons, Inc. (2015).