情報システムの検証
ジョウホウシステムノケンショウ
Verification of information systems
概要
情報システムが指定された要求と特性を満たしていることを客観的証拠で立証すること。
説明
情報システムの検証では,システムまたはシステム要素が指定された要求を満たしているかの客観的なエビデンスを得る。また,検証で異常(エラー,欠陥,不良)を摘出し,それらの異常が作りこまれたプロセスで解消する。検証では「正しくシステムが作られているか」を確認し,妥当性確認では「正しいシステムが作られているか」を確認する。検証の方法は,システムのタイプ,プロジェクトの目的,リスクの許容度による。検証の技法として,ステークホルダ要求やシステム要求の検証では,その要求の必要性,実装非依存性,明確性,一貫性,完全性,単一性,実現可能性,追跡可能性,検証可能性などをモデリング,シミュレーション,レビューなどによる検証がある。実装の検証では,機能性,運用性,サポート性,性能などを,実装したシステムやシステム要素を実行し,計測することで検証することがある。
参考文献
- ISO/IEC/IEEE 15288:2015 Systems and software engineering – System life cycle processes.
関連項目
最終更新日
- 2019.12.01.
- 雑賀充宏 (編集委員会編)