情報システムの廃棄
ジョウホウシステムノハイキ
Disposal of information systems
概要
情報システムの利用を停止すること。
説明
情報システムの廃棄とは,これまで稼働してきた情報システムの利用を停止しそのシステムのデータやシステムを構成していたハードウェアなどを破棄することである。情報システムを破棄する理由としては,新しいシステムへの乗り換え,システムで支援していた業務そのものの停止などが考えられるが,破棄する場合に次のような点を考慮する必要がある。
(1)データのバックアップの取得:システムが保持していた情報は,新しいものに移行されている可能性が高いが,システムがなくなった後も参照できるように,データのレベルに合わせて保存期間を設定し保存しておくことが望ましい。
(2)資産管理:資産として計上しているハードウェアやソフトウェアに関して,破棄すると同時に適正な会計処理を行う。
(3)セキュリティの確認:ユーザIDやシステムの使用権限の抹消,ハードウェアレベルでの内部のデータの抹消,物理的なハードウェアの保管などを行う。
(4)その他:ネットワークのドメインネームの抹消,ネットワークの契約破棄,システムの運用契約の停止処理などを行う。
関連項目
最終更新日
- 2019.12.01.
- 酒森潔 (編集委員会編)