意思決定ゲート
イシケッテイゲート
Decision gate
概要
システム開発ライフサイクルにおいて設定される意思決定の場面。
説明
システム開発ライフサイクルを各ステージに分割した上で,次のステージに移行する際に収益性や実現性を評価するゲートを設ける。このゲートのことを「意思決定ゲート」と呼ぶ。意思決定ゲートはプロジェクトサイクルにおける承認イベントとして位置付けられ,多くの場合にはレビューミーティングを伴うものである。具体的には,プロジェクトの成果物がビジネスケースを満たしているのか・手頃な価格に収まっているのか・必要なときに成果物が届けられるのか,以上の三つの基準で判断が下される。その判断基準は事前に設定されるものであり,意思決定ゲートにおいては,次のステージに移行する・そのステージを続ける・前のステージに戻すという判断と,プロジェクトの続行か中止の判断がなされることになる。明らかとなった課題が克服可能な場合にプロジェクトは続行され,プロジェクトの中止は克服が不可能な場合になされる。
参考文献
- INCOSE: Systems Engineering Handbook, version 3.2.2 (2011).
関連項目
最終更新日
- 2019.12.01.
- 本田正美 (編集委員会編)