ISディジタル辞典-重要用語の基礎知識-第二版

API

エーピーアイ

Application Programming Interface

概要

ソフトウェア交信のための仕様。

説明

API(Application Programming Interface)とは,あるソフトウェアが他のソフトウェアやハードウェアなどとやりとりをするために備えているインタフェースのことである。ここで言うところのインタフェースとは,機能の呼び出し手順やコードの記述方法などを定めた仕様のことである。開発者はAPIに従って機能を呼び出す短いコードを記述するだけで,その機能を利用したソフトウェアを開発することができる。JavaAPIの場合のように,プログラミング言語が提供する機能や標準ライブラリの持つ機能を呼び出すための規約を指すこともある。OSがアプリケーションソフトの提供する機能を利用するために設定されるものであり,OS製品は旧版で提供していたAPIを引き継ぐことにより,旧版向けに開発されたソフトウェアもそのまま動作させることができるようにしている。近時では,Webサービスの拡大により,異なるWebサービス間で機能を共有するためのインタフェースも設定され,この場合にはWebAPIと称される。

参考文献

  1. APIとは,入手先<https://www.redhat.com/ja/topics/api/what-are-application-programming-interfaces>.
  2. 高久雅生: Web API の過去・現在・未来,情報の科学と技術,Vol.64,No.5,pp.162-169 (2014).
  3. 寺岡賢二,吉本明平: API技術の公共部門における活用,行政&情報システム,Vol.53,No.4,pp.9-13 (2017).