システム開発の受発注プロセス
システムカイハツノジュハッチュウプロセス
Placing and receiving order process of system development
概要
システム開発をベンダに発注する際に発注元と発注先が実施するプロセス。
説明
発注元が構想書を作成し,開発ベンダに対し提案依頼書を出し,ベンダがそれに応えるべく提案・見積書を提出する。合意すれば,契約,発注,作業開始となる。なお,発注者が構想書をまとめる際,ベンダに対し情報提供依頼書(RFI:Request For Information)を出す場合もある。作業終結段階は開発ベンダから納入し,発注元が検収した後,開発ベンダが請求し,発注元の支払いとなる。一括発注することも多いが,各フェーズ(基本計画,システム設計,ハード機器,付帯設備,ソフトウエア・プロダクト,プログラム開発,テスト)といった形で分割発注するケースが増えてきている。フェーズを細かく切ることにより,スケジュールの明示化並びにコストの削減を狙ったものである。プログラム開発などを受注したベンダが単独ではできない場合には,そこから,プログラム開発会社等に再発注するプロセスが発生することもある。
最終更新日
- 2019.12.01.
- 杉浦充,青木美代子 (編集委員会編)