ビジネスモデル特許
ビジネスモデルトッキョ
Business method patent
定義
ビジネスの仕組みを特許化したもの。
説明
ビジネスモデルは利益を生み出す製品やサービスの戦略であり,特許権とは知的活動によって生じた無形の財産権である。この権利の元となる特許は,技術の発明を対象にして認められていたが,1990年代からの情報技術(IT)の普及に伴い,ビジネスの仕組みも特許出願され,実際に特許として認められるようになってきた。ビジネスモデル特許は,広義では,ビジネスモデルに係る発明に与えられる特許全般を指すが,狭義にはインターネットやコンピュータを用いたビジネスモデルに係る発明に与えられる特許を意味する。たとえば,「逆オークション」特許や「ショッピングカート」特許などが有名である。なお,ビジネスモデル特許は,実際に特許の種別としてあるわけではなく,特許の種類を表すための便宜的な呼び方である。
最終更新日
- 編集委員会 編 (2012.04.01.)
- 黒田幸明