ブレイクスルー思考
ブレイクスルーシコウ
Break-through thinking
定義
発想支援手法の一つ。
説明
ウィンスコンシン大学(当時)のジェラルド・ナドラーおよび日比野省三が1990年に出版した「Breakthrough Thinking」によって広く知られることとなった。ブレイクスルー思考は,ナドラーの「ワークデザイン」に起源を持つとされる。ナドラーのワークデザインが機械系に閉じた範囲での問題解決を指向していたのに対して,ブレイクスルー思考は,人間等を含めたオープンなシステムの問題解決を行うツールである。ナドラーのワークデザインでは,問題解決を考える前に,我々が問題を解決する目的を考える。この視点は,ブレイクスルー思考においても継承され,基本的な枠組みとなっている。ブレイクスルー思考は,人間の目的行動に着目したアプローチを用いており,「7つの原則」に従って,問題解決法を探る。
文献
- ジェラルド・ナドラー,日比野省三(著),渡辺不二雄(監訳):新・ブレイクスルー思考,ダイヤモンド社 (1997).
最終更新日
- 編集委員会 編 (2012.04.01.)
- 金田重郎