情報システムの開発方法論
ジョウホウシステムノカイハツホウホウロン
Methodology of information systems development
定義
情報システムの構想・企画,要求獲得・記述(要件定義),設計からテスト,保守,廃棄,および,品質保証,システム監査などを含めた情報システム開発に関する作業についての,一連の手順やそれぞれに必要な技法に加え,考え方やノウハウを含めて体系化したもの。
説明
考え方が示されることで,その方法論を利用しようとする者の理解・評価を可能とする。
1980年代,大手システム開発会社は,独自のシステム開発標準を掲げた。そこでは,ウォータフォールモデルをベースに,分析手法(構造化分析)とプロジェクト管理方式が,開発方法論と一体的に述べられた。その後,反復型プロセスやオブジェクト指向アプローチ等の新しい手法の広まりに対して,各社は,その変化を,開発標準にバリエーションを与える形で取り込んでいる。
James Martinのインフォメーションエンジニアリング,情報システムのライフサイクルを参照のこと。
最終更新日
- 編集委員会 編 (2012.04.01.)
- 粟野憲一