ソフトウェアの短期開発
ソフトウエアノタンキカイハツ
Short-term construction of software
定義
ソフトウェアを短期間で開発するためのさまざまな活動。
説明
1960~1970年代のソフトウェア開発では,設計書に従ってすべての機能を開発した後,後工程でバグの修復や機能追加などを行ってきた。しかしこの方法では,度重なる要求の変動や手戻りにより開発費用の増大や開発の遅延を招くため,これを回避するための各種の改善が行われた。1970年代以降には,プロトタイピング手法,繰り返し型開発,アジャイルプロセスなどのプログラミング環境が考案されている。プロトタイピング手法には,ユーザインタフェースなどの基本部分をレビューするために使い捨てを前提に開発するラピッドプロトタイピング(Rapid Prototyping)と,プロトタイプした部分を後の開発にも流用するブレッドボードプロトタイピング(Breadboard Prototyping)がある。
最終更新日
- 編集委員会 編 (2012.04.01.)
- 家田信吾